一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
…なんて、一応客だから言えねーけど。
唯一の救いはたまにこっちに出てくる美姫の姿。
必死に注文聞いてるけど、あいつには難しいらしい。
美姫の姿みてるだけで笑えてくる。
「何わらってるのぉ〜???」
俺が笑ってるのが気になったのか、俺の腕に自分の腕を絡めて、わざとい上目遣いで見てくる。
「あーごめんごめん。
ちょっとおもしれーもんがあったからよ。」
「ふ〜ん。」
女は興味なさそうに返事をした。
俺を指名した俺にはだいたいこんな感じに相手をしてる。
一日目はまぁまぁの客の量で二日目は結構多くて疲れた。
おかげで俺だけ休憩なしだったし。
そんでもって二日目は客がいなくなったら、即体育館へ。
最優秀クラス賞の発表があるからな。
「それでは発表します。
最優秀クラス賞は…」
「…2年A組です。」
あら。
最優秀クラス賞俺たちだ。
やったね。軽く嬉しい。