一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜



家に着いて、とりあえず美姫をベットに寝かせて、水を飲ませた。





自力で飲めねーから、俺が口移しで飲ませてやった。




あれ??

そういやこいつ、酒癖悪くなかったか??




たしか前には秀しゃんって呼ばれた気が…。




──────ガバッ!!!




!!!??


いきなり美姫が起き上がったから体がビクッてしちまった。





くるのか??ついに秀しゃんがくるのか??





「……しゅう??」



ん?
秀しゃんじゃない…。

ちょっとがっかりしてる俺って。




「しゅう?」


「ん?どした?」





美姫…上目遣いヤバイ……。




ほっぺ真っ赤だし…。

理性もたないかも。





「しゅうー!!!」



───────ぎゅっ!




お!??

なんだこの娘は!



秀しゃんよりバージョンアップして積極的になってんじゃねーかよ。





「どうした?美姫。」



優しく頭を撫でながら訪ねる。




「あのね〜…?
おきゃくさんにやきもちやいちゃったんだぁ〜…。
しゅうとなかよさそうにおはなししてたから…。」






< 263 / 269 >

この作品をシェア

pagetop