一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
家に着いて、とりあえず美姫をベットに寝かせて、水を飲ませた。
自力で飲めねーから、俺が口移しで飲ませてやった。
あれ??
そういやこいつ、酒癖悪くなかったか??
たしか前には秀しゃんって呼ばれた気が…。
──────ガバッ!!!
!!!??
いきなり美姫が起き上がったから体がビクッてしちまった。
くるのか??ついに秀しゃんがくるのか??
「……しゅう??」
ん?
秀しゃんじゃない…。
ちょっとがっかりしてる俺って。
「しゅう?」
「ん?どした?」
美姫…上目遣いヤバイ……。
ほっぺ真っ赤だし…。
理性もたないかも。
「しゅうー!!!」
───────ぎゅっ!
お!??
なんだこの娘は!
秀しゃんよりバージョンアップして積極的になってんじゃねーかよ。
「どうした?美姫。」
優しく頭を撫でながら訪ねる。
「あのね〜…?
おきゃくさんにやきもちやいちゃったんだぁ〜…。
しゅうとなかよさそうにおはなししてたから…。」