一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
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「…ん……」
ボーッとしてる頭で時計を見ると、短い針は10をさしてた。
よく寝たな…。
腕の中にはもちろん美姫がいる。
相変わらずぐっすり寝てるし。
しゃーねー…。
朝飯かなんか作ってくるか。
美姫を起こさないようにして、ベットからでる。
「…しゅう〜??」
やべ!
起こしたか?
美姫の顔を見てみるが、目は閉じてて、手だけがバタバタ動いてる。
…もしかして、無意識に俺のこと探してる?
「しゅうー!!?」
明らかに起きてるだろこいつ。
さっきより手をばたつかせて、眉間にシワ寄せてる…。
変顔だ。
写メとっとこ。
2、3枚撮ってから、仕方なくベットに戻った。
だって俺の名前は叫ぶわ、ベットを叩くわでうるせーし。
俺がベットに戻った瞬間、またまた珍しく美姫から俺に抱きついてきた。
抱きついた時の顔がまた癒し。
めちゃくちゃ嬉しそうに笑ってんだもん…。