一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
それから結構な時間ベットにいたんだが…
美姫に起きる気配が全くない。
そろそろ起こしとかねーと。
いい加減寝すぎ。
「美姫。起きろ。」
美姫の肩をゆすりながら声をかけてみる。
「…んんー!!」
だめみたいだ。
起きるどころか嫌がってやがる。
「おら!いい加減起きろ!」
さっきより強めに言って、無理矢理体を引っ張った。
「んん゙ー!!!眠い〜…。」
眠いって…。
散々寝ただろーが。
とりあえずベットからでて、ついでに美姫も引っ張りだす。
床に胡坐かいて、その上に美姫を乗っけた。
「目覚めたか?」
「ん゙〜…頭いだい…。」
そう言いながら自分の頭を押さえる美姫。
そりゃあ、酒に弱いお前が自ら進んで酒を飲んだわけだしなぁ…。
頭ぐらい痛くなるだろ。
「水飲むか?
寝起きだし、喉乾いてんだろ?」
美姫は首をたてにふって、ボーッとしてる。
昨日の夜飲ませたペットボトルを手にとり、その残りを自分の口に含ませる。