一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
「ん〜………」
お、起きたか?
「翔くん…?起きた??」
翔くんはしかめっ面になりながら、またあたしを強く抱き締めてくる…。
「ちょっ…ホントもう無理!!!」
あたしは頑張って翔くんの腕から逃れようとするけど……
男の子の力にかなうわけもなく、
脱出失敗。
しょうがない…起きるまで待つしかないか。
そう考えているうちに、あたしも眠くなって意識を手放した……。