一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
翔くんのときとは違うドキドキが襲ってきて…寝れない。
「なんでだよ。
早く寝ろ。美姫が寝るまで動かねぇからな。」
え…。
なにそれー!!!
理不尽だ…。
「わかった。
それじゃぁ、おやすみ!」
ニコッと笑って、あたしの寝顔が見えないように、秀の胸に顔を埋めた。
「ちょっ…美姫?」
あたしの顔をあげようとしてる秀。
なによー…。
あたしは寝るのー。
そう言うまいと、秀の背中にギューっと自分の腕を回してかたく固定した。
「マジかよ…。」
なぜかため息を吐いてる秀。
ため息つくなら最初からこんなことしなけりゃよかったのよ!