一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
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あれから、お母さんが看病してくれて、頭の痛みも身体のだるさも楽になった。
お母さんに感謝感謝。
ガチャッ!
お母さんが来てくれた。
そう思ったのに…
部屋に入ってきたのはお母さんじゃなくて…
「よっ。具合ど?」
何食わぬ顔で入ってきたのは、秀だった。
「なんで!?
学校はどうしたの???」
もしかして…サボったのかな???
いやいや。
学校の王子様がサボるわけないか…。
「お前が心配で帰ってきた。」
…。
嘘だー!?
「心配してくれたの?」
「おぅ。」
「授業なんか頭に入らなかった?」
「おぅ。」
「そんなにあたしが恋しいのか!」
「…。」
そこは否定してもらわないとあたしの立場がないじゃん。