一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
「なんだ、その声!?」
秀はケラケラ笑いながらあたしを解放してくれた。
びっくりしたー…。
「何?寂しい?」
「え???」
放心状態だったあたしをもう一回ギュッとしてきた。
「んーーーー!」
あたしは放せと言わんばかりに暴れる。
「ん?
足りなかったんじゃないの?」
別にそんなんじゃないですけど!!
ボーッとしてたんですー!
「足りなくなんかないよー!」
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