一気に三人!?〜増えた家族は王子様!?〜
「あ…。」
「どうした?」
お父さんが不思議そうに首を傾げる。
「優香さん…絶対家を出ていかないって約束してください。」
これだけは絶対に約束してもらいたい。
お父さんに悲しい思いはさせたくない。
「えぇ。約束するわ。これからよろしくね。」
ニコッと笑う優香さん。
ホントに綺麗だって思った。
それからいろいろ話をしてレストランを出て家に向かった。
運転するお父さんが口を開いた。
「っあ!美姫に言うの忘れてた!実はなぁ、優香にも子供がいてなぁ。」
ん?子供??
「そうなのよ!!ちょうど美姫ちゃんと同い年よ。」
同い年???
「名前がね、生まれた順に、秀,龍,翔!三つ子なんだけどね。」
…優香さん?今なんと?
「同い年だから仲良くなれるだろう」
「ちょっ、ちょっと待って、まさかその3人も一緒に住むの…?」
「おぅ」
「えぇ」
なにも同時に答えなくても…。
秀、龍、翔って…完全に高瀬くんだよね?