【短編】Little Kiss Magic~キスから始まる恋~
想いを伝えたくなってしまう。

君に迷惑をかけてしまう。

君には不釣合いなこんな僕が君に告白したら君はどんな顔をするんだろう。

困るんだろうか。…いや、『冗談でしょう?』って笑うかもしれない。

そんなことになったら…きっと立ち直れそうに無いよな。


もう…こんな事はやめたほうがいいのかもしれない。



僕が君に期待してしまう前に…




「ごめん…秋山さん。僕、もう君に教えてあげられないよ。」

「え…。浅井君…?」

「こうして教えるの…今日で最後にしたいんだけど。」

彼女は何ていうだろう…。

あっそ!何て冷たく言われたらかなり凹みそうだな。

そんなことを考えながら彼女の様子を伺いつつ返事を待つ。



……次の瞬間




僕は信じられないものを見た。







< 6 / 26 >

この作品をシェア

pagetop