雨恋-amakoi-
「あのっ!!!!奏斗くん!瀬南の事覚えてる?」
「……あっ!あのときの!瀬南ちゃんだ!うん覚えてるよ。あれから大丈夫だった?」
「……えっと、うん。大丈夫だよ。…あの、奏斗くんも大丈夫だった?」
奏斗くんの頭の上にはハテナマークがたっていた。
「あ、あのずっと休んでたらしいから」
「ああ、うん。ちょっとね……。」
そう。としか言えなかった。
何か事情がありそうだったから。
何か奏斗くんにあったとしても、嫌われたくなかった。