雨恋-amakoi-
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「じゃあ、お昼ごはん買ってきてよ3人分♪ねっ?瀬南♪」


「あっうん。分かった買って来るね」




いつもこんな日々。

友達でも何でもないくらいのただの使いっパシリ。

こんな自分に呆れていた。

もうこんな事したくない。

そう思っても言葉に出来ない。

相手が美鈴だから?

そんなの分かんない。

やっぱりそんな自分に呆れる。

自分が嫌いだ。



「おっ今日は何を買うの?」


クラスメートの立花淳貴【タチバナアツキ】くんがいつものように話し掛けてくる。

毎朝、立花くんとは購買で出会う。

立花くんはいつもこんな私に話し掛けて来ては

「パシリお疲れ」

とか

「お前何個食うつもりだよ!」

など、嫌味なのかただの同情なのかよく分からない事を言う。


いつもイラっとする事もあるけど、

でも毎日話し掛けて来てくれる事が嬉しかった。


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