そして誓いの言葉を絆に
そうだよね。

考えてみれば、涼が似ているって事は、弟さんもイトコなんだから似ていて当たり前。

しかも、年令からしたら涼より弟さんの方が僚二に近いんだから、尚更似てて当然。



でも……大丈夫。

今は涼が傍に居るから。



「あの……初めまして。東野」

『美雪です』って挨拶をしようとしたら、涼の弟さんがキョトンとした表情で呟いた。



「美雪ちゃん?」



えっ? なんで、私の名前を知ってるの?

あっ!

『涼かな?』と思って涼を見ると、涼はその視線の意味に気付いたのか、ブンブンと首を左右に振った

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