世界で一番大好きな人
「そんなっ・・・」

優伽は再び口を開いた。

「殺人って聞いてさ
母さん自殺しちゃったんだよ。
悲しむ暇もなかった。
すぐに警察に呼ばれたんだ。
俺、何やってんだろう?って思ったよ。
バカみてぇ。って。

でもな、母さん死んでから苦痛だった。

学校いけば
殺人犯ってののしられるし、

いじめだってうけた。
母さんがのこした貯金も底をついたんだ。

んで、気がついたら
東京にきてた。

何もないのにな。
んでホストになった。
家は・・・ホスト仲間にもらった。

それだけだよ。」

「優伽・・・」

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