女王様とお調子者 **恋の花が咲いた頃**

「面倒?」

『おバカでヘタレな誰かさんが勉強教えて欲しいんだって。まぁ、無駄だろうけど』


全教科じゃ今更やってもね~。


「おい!里中、ヘタレは余計じゃね!?」

『バカなのは認めるのね?』

「う゛っ…。いつも龍之介に順位負けてる癖に!!」

『は?プールに突き落とすよ?』


今の時期なら氷が浮いてるかもね。


「…すいません…」

『分かれば宜しい』

「りっちゃん怖い…」


何せ氷の女王ですから。



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