女王様とお調子者 **恋の花が咲いた頃**


「お゛~久しぶりに頭使った…」


伸びをしながら言う佐伯。


「ん~…佐伯くん遅いね?」


結局、あれから全然戻って来なかった佐伯。

なんなのよ!もう!!


「あれじゃね?先輩とくっついてイチャイチャ…」


また目で鈴木を牽制する。


「バカ智也!」

「んなっ…!何で俺ばっかり…」


項垂れる鈴木。


あんたが余計な事ばっかり言うからでしょうが!!


あ~あたしなんで今日こんなイライラしてんだろ…。


ガラガラッ


「ごめん!遅くなった!」


謝るような仕草で入って来る佐伯。



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