女王様とお調子者 **恋の花が咲いた頃**

『はぁ…。遠い…』

向日葵の家とうちは反対の方向にあるから結構距離がある。

まだやっと中間地点に着いた位。


『っていうかわざわざ向日葵ん家でやらなくてもここでやれば良かったんじゃ…』


何気なく見たいつも皆で行くファミレス。


あたしは思わぬ光景を目にした…。


『え……』


ファミレスの窓際の席。


つい数時間前に会った、見覚えのある顔…。


『佐伯……?』



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