王子はあまーい俺様王子!?
「でかっ!」


そう。あたしは校門の前にいます。


さすが、お金持ち学校とだけあってちょー門がでかいんです。




さー肝心の入学式!


色々な思いを巡らせながら会場の講堂へ!





「えーっと…あたしの席はとっ。ここだここだ。」


きりっ。睨まれた…


そりゃそうか。あんな大きな声で叫べば…                         

「すいません。」
                                           




入学式が始まった。


長ーい校長の話が終わってぼーっとしていると…
                                           

「きゃー」





「あれって、益子財閥の息子の誠也様だよな!?」
                                           

という女子の悲鳴に近い叫び声と男子のひそひそ声がきこえてきた。                                                            
みんなが目をきらきらさせている。            





< 3 / 14 >

この作品をシェア

pagetop