【短編】理想の兄弟!?
当然次男君また号泣開始


三たび高周波超音波が待合室いっぱいに響き渡りますw


お母さん、再び次男君を抱き上げ、早く泣き止むよう精一杯あやそうとします。

お母さんはソファに座っていて、自分の膝の上に次男君を乗せてあやそうとしました。


その様子をじっと見ていた長男君


何を思ったのか自分の装着していたインフルエンザ予防のマスクをおもむろに外して


お母さんの膝の上でまだむずがっている弟の口に押し当てました!


次男君、四たび大泣き開始!


長男の余計な行動にぶちギレたお母さん


「そんなんしたら余計泣くに決まってるやろ!」


と人目も気にせずシャウト!


この頃には俺も含めて診察待ちの患者さん全員が


こらえきれず下向いて必死に笑いを押し殺してましたが


皆、肩が小刻みに震えていましたw


その後すぐに俺の診察の順番が回ってきたので


この三人のドタバタ劇がどう終息を迎えたのか詳細は分かりませんけど


診察終了して会計に行くために待合室を横切った俺の目には


ニコニコ顔の次男君と、シュンとうなだれた長男君が映りましたw


一人っ子の俺には理解不可能な世界ですけど


兄弟っていいもんですね(笑)
< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:6

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

愛しのマイ☆ドクター

総文字数/72,297

恋愛(その他)136ページ

表紙を見る
あたしとリュウイチ

総文字数/33,191

恋愛(その他)64ページ

表紙を見る
君を夢見て

総文字数/551

詩・短歌・俳句・川柳4ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop