【完結】しゅがぁLOVE
だーかーら。
実はすっごーーく嬉しかったりするんだよ。
だって解けちゃったんだもんねっ。
自然と笑顔がにじみでてくるのは、しょーがないしょーがない。
「へへへ〜」
「…」
やり〜、と思って礼央をみると、ばっちり合った目をすぐに逸らされる。
失礼な男やな!
「そんなキモイかっ!しょうがないじゃん初めてだったんだからっ」
「…今まで何してきたんだよ」
「遊んできたんだよ!」
「……」
自慢じゃないけど勉強なんて、これっぽっちもしたことないからね。
いやもう、逆に誇ってるくらいだ。
「もういい。次やれ」
「アイアイサー」
調子にのって返事をするとおでこをバシンと叩かれる。
口を尖らせるだけで何も言わないことにしたけど。
集中したらその集中力は長いもので、
辺りが暗くなるまで、ずっと勉強につき合ってもらっていた。