【完結】しゅがぁLOVE
「なーんで知ってんのさ」
「あ?職員室中の噂だぞ?」
な!?
なんで!?
「いやー最近は生徒のネタで盛り上がっててなぁ」
「あたしをネタにしてたわけ?」
「そりゃあ…お前以上にネタになるヤツはいないだろ」
光栄に思え、とかなんとか。
思えるかっちゅーねんっ!
目を細めて、眉間に深く皺を寄せて、
これでもかってくらい睨む。
「何だお前、悪いもんでも食った?」
「は?」
「すっぱそうな顔してる」
にゃんだとーぅ?
心配そうな瞳を担任に向けたらて、
頬を引きつらせた。
「睨んでんじゃん!」
「睨っ…お前、眼力ないなぁ。かわいそうだわ」
「むっかぁぁっ!!」
あんたはそれでも教師か!
なんて叫んでやりたい。
だってこんなドSな教師を担任に持つなんて、不幸としかいいようがない。