【完結】しゅがぁLOVE
実際、死にそうだったし。
杏は不思議で。
隣にいるだけでホントに他は何もいらなく思えてくる。
それだけ溺れてる自分にも、苦笑するけど。
「あってる!?」
「ん」
「やったーっ」
あー…。
できた瞬間の笑顔とか見てると。
これさえあればいいか、と本気で思ってしまった。
絶対コイツには言わないけど。
俺の彼女は馬鹿で阿呆で。
鈍感で変人でやっぱり馬鹿で。
ジュース一つで1時間は悩んでいられるし。
女のくせに胸ぐら掴んでくるし。
だけど、隣にいないとイライラしてしょうがない。
そばにいないと安心できない。
目が離せなくなって、いつの間にかなくてはならない存在になる。
そんな女。
ーおわりー