【完結】しゅがぁLOVE
冗談じゃない!
あたしのタイプは優しくて可愛い人なんだっ。
「じゃあ別に、ただ憧れだったと思って終わりでいいじゃない。接点があるわけでもないんだから」
……あ、そっか!
そうじゃんそうじゃん!
それでいいんだっ!
「そうだよねっありがとう!」
別にアイツと話す機会があるわけじゃないんだ。
ただ憧れを裏切られたと思えば、それでいいんじゃない。
「単純」
梓衣にはそう呟かれたけど、
そこは敢えて聞こえないフリをした。
悩み解決で、すっきりしたあたしは、
自販機にジュースを買いに立つ。
梓衣は面倒くさいというから、一人で買いにいった。
そこで見事に、あの野郎と接点ができてしまうなんて。
思いもよらなかった。