黒いスーツの王子様
――ドキッ


「‥そうなの?」

「…………」




頭に浮かぶ祐輔さんの顔。



確かに

あたしは男といた・・


一緒に暮らした・・・





だけど‥


そうさせたのは……






「「‥ふざけんじゃねーよっ」」



ガッシャーンっっ!!!



淳がテーブルを蹴り飛ばす。


コーヒーカップが
床に落ちて割れ、

コーヒーが零れた‥






グイッ


「う‥‥」



すごい力であたしの胸倉を掴み、顔を近づけて来る淳。

眉間にシワを寄せ…
目を血走らせている。



.
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