黒いスーツの王子様

「そうよ‥」

「―――！」


淳に胸倉を掴まれながら、
静かに口を開くあたし。







「あたしはこの一ヶ月、男の人と暮らしたよ…。

だけどあたしだけが悪いわけじゃない。淳がそうさせっ……………ぅぐッ」



あたしが言い終わる前に、

淳があたしの首を
ギュッと絞める‥







「口答えしてんじゃねぇ！！」


ドカッ



お腹を殴られた。






ドスッ



今度は脇腹。








ガンッ

パシッ

ドンッ



次は顔を何回も…







痛い・・


怖い・・



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