黒いスーツの王子様
助けて・・・












誰か助けて・・













助けて・・












祐輔さん…










「ハァハァハァ‥」

「ぅう…」




淳は、散々殴ったり

蹴ったり

叩いたりしたあと…


やっとあたしから
手を離してくれた。







「希‥ゴメン。俺……」



パシッ


淳が再びあたしに
触ろうとした瞬間‥

あたしは淳の手をはたく。


そして・・





「もう別れて!
さよならっ!!!」

「希っ‥」



あたしはそう言って、
家を飛び出した。


.
< 144 / 398 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop