黒いスーツの王子様
「お前もビール飲む?」


あたしに缶ビールを
差し出す祐輔。






「あ‥ああ、うん。もらう〜」



こうなったら…

真昼間から飲んだくれてやる!


どうせ祐輔は
かまってくれないしぃ〜




あたしは祐輔から
缶ビールを受け取り、
蓋を開け一口飲んだ。








「・・・・」



ん?
待てよ??





何、あたし…

祐輔がかまって
くれないからってすねてんの?


別に祐輔が
かまってくれなくても、

あたしにすねる資格ナイし…



あたしは祐輔の
彼女でもなんでもないんだから…


.
< 272 / 398 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop