黒いスーツの王子様
全然わかんない。








「ぅ‥ん・・」


――!

寝ぼけたように
目をこする祐輔。




普段疲れてるんだ。

こんな時こそ
ゆっくりしてほしい…




あたしは側にあった
カーディガンを、

祐輔の膝にかけた。









“君のことマジで
好きみたいだからさ”



さっき修二さんに言われた言葉が、頭をリピートする。






こんな素敵な人が…

あたしのこと好きだなんて

信じられない・・




いつか

あたしも

祐輔のことが好きだって
気付く日が来るのかな?


.
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