黒いスーツの王子様
そうしたら‥

あたしも祐輔の肩に寄り添って
二人で寝られるのに・・


そうしたら‥

二人で同じ夢を
見られるかもしれないのに・・





今のあたし達は‥

小さい距離がある‥










あたしはしばらく
祐輔の顔を見つめ、

そんなことを思った。













………………
…………
……





数時間後。







「熱海だぁぁ!!」




バスは熱海に無事に到着!

祐輔は寝たせいか、
すごく元気だ‥








「じゃ、ホテルのチェックインするから…各自鍵をフロントから受け取ってくれよ〜」


.
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