黒いスーツの王子様
俺は笑いながら少し下に下がり、希の胸に顔を埋めた。







「‥そういえばさぁ、祐輔ってもうすぐ誕生日だよね?」

「あ??」



…誕生日?







「‥そうだっけ?」

「そうだよ〜!
もう8月だしっ…」



ああ、もう8月だっけ?





誕生日かぁ‥

またオッサンになっちまう(汗)










「ねェ、誕生日何欲しい?」


希は俺の髪を
ツンツン引っ張る。







「‥欲しいもの〜??
今はもう別にナイかなぁ〜」




今日。


1番欲しかった物が

手に入ったから・・・



.
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