黒いスーツの王子様
「ほい♪」



祐輔はポケットから
何かを取り出し、

あたしの膝に置いた。









「‥なにコレ??」



周りが暗いせいか

なにかよくわからない。








「開けてみな〜」




祐輔はあたしから目をそらし、

タバコに火をつけている。











「…………うん。」



手探りで膝の上にある
物を掴んでみる・・・・

触った感触は‥
小さい箱のようだ。








‥そうだ!

携帯!携帯!



あたしはポケットから
携帯を取り出し、

携帯画面の光りを
その小さい箱にあてた。



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