雪に消えた日


「海斗は すぐ行くって言ったきり
 全然来ないし‥」

「そうだよー
 二人とも遭難したかと思ったんだから!」



「ごめん、ごめん」

その後、
俺は二人に何度も謝った。


「俺、実はスキー出来ないんだ…」

そう告白すると
みんな、
「えっそうなの?!」という顔をした。



「スキー出来ないなら
 言って下さったらよかったのに...」


「出来ないなんて………
 恥ずかしくて言えないよ‥」


             
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