雪に消えた日



公園の中に入ると
見たこともない女の子が地面に座っていた。

真っ白な肌に
さらさらのロングヘアー。


不思議そうに
俺はその女の子の頬をつついた。
あれ??寝てる…?

てかっ!
こんな所に寝てたら風引くじゃん。


「ねぇー風邪引くよ?」

身体を揺さぶると
ゆっくりと目を開けた。


「あっえっと、すいません!!」

慌てて謝る女の子。
ひんやりした肌に
吸い込まれそうな瞳、
透き通った声に俺は完全に一目惚れした。

             
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