雪に消えた日


「えっ」

「今日はここにいるので大丈夫です」


「大丈夫って‥」


雪も降ってて
積もりかけてるけど……

「俺のマンションくる?」

思い切って誘ってみた。
やっぱり、
さっき出会ったばかりの
女の子を家に連れ込むって罪かな…


「いいんですか?!
 是非お願いします!!」

罪悪感を感じながらも
部屋にユキちゃんを連れ込んだ。


「温かい紅茶でも飲む?」

「紅茶?えっと、冷たいので」


こんな寒い日なのに
冷たいのって…

そう思いながらも
コップに紅茶を注ぎ、渡す。

             
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