雪に消えた日
そして
キュ-----…っという音で窓が開けられた。
うっ寒っっ!!!
窓に霜付いてるし、
窓から雪が入ってくる!!
「ひんやりして気持ちいい」
そう頬を触りながら
微笑むユキちゃんに少しゾッとした。
「実は私、
雪で出来てるから
暑いと溶けて消えちゃうんです…
本当は雪の国からの
外出はいけないいんですが
どうしても、
こっちの世界を見てみたくて
内緒で脱け出してきちゃいました」
いきなりそんなことを言ってきた。