SweetSweetLOVE
陸……。


な…
なんて返せば…いいの…?
あたしは告白なんてされたことがない。


どーしよ。


そうだ!

樹里!!

《陸からコクられた。なんて返せばいいかな?》


樹里は恋愛経験豊富だし…
それに、樹里は学が好きで陸を好きじゃないし、

♪〜♪〜♪〜

メール……??

じゃなくて……

電話…??


〈…はい、もしもし…?〉
〈理子ちゃん?!陸にコクられたってホント??〉

〈う…うん…〉

〈う〜ん……実はね、あたし…陸と付き合ったことがあるの…〉

え…?

〈あっ…気にしないで…それより…〉

樹里はあたしを信じて言ったのかもしれない。

でもあたしは、余計混乱するばかりだ。

それに……
恋愛未経験のあたしでも、わかる。

樹里はまだ、陸を好きなんじゃ……、
ないかな…?

〈まぁ…好きじゃないなら、きっぱり断ったほうがいいだろうね…〉


〈うん…〉

"好きじゃないなら"あたしはその言葉に引っ掛かっている。
なんて言えない。

ううん。
諦めるんだ。

これで、きっぱり諦める。

〈うん…ありがとう。じゃーね。〉


結局、樹里と2人で決めた。
《ごめんなさい。好きな人がいます。これからも、好きにはなりません。》

「送信っと。」

♪〜♪〜♪〜

あ、メール!
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