ヤンキーと恋★

ママとの電話を切って、すぐ外に出た。


玄関前の通りに出た時、バイクがこっちに走ってきていた。


こっちにむかっている様な気がしたけど、そのまま集会へと急いだ。

けど、バイクは私の横につけられ、走っているバイクのケツには、見覚えのある顔があった。


「直美、向かえ来た。」
「慎也君っ!!」


止まったバイクからおりてきたのは慎也君だった。



てか、誰ですか?そのバイク運転して、後ろに「龍」と言う文字がデカデカと入った服着てる人。

私がジィッっとみていると、その視線に気づいた龍サン(←勝手に決めた)が
「慎、お前の彼女、俺に熱い視線送ってるんだけど?笑」
と、ニコニコしながら言った。


「熱い視線・・??」

龍サンの言葉に私を見た慎也君に、違う違う!!と首を振った。

「またまたぁ。俺にときめいちゃったくせに。笑」

・・。なんですかこの龍サン。
ちょっとウザかった態度に少しイラッとし、ニッコォと笑った。
そして、龍サンにむかって放った。

「龍サン、勝手にモノ言うのやめろよ。」


すると暫しの沈黙。

< 111 / 123 >

この作品をシェア

pagetop