ヤンキーと恋★
こんな早くに
それから、2人で話しながら集会のある公園に行くと、兄貴がいた。
「直美っ遅かったな!!」
私に話しかける兄貴に
家でラブラブじゃなかったんだ?
なんて言葉を飲みこんで、
「兄貴は早いね。ママが電話したけど出ないって言ってたから…寝てるかと思った。」
「あ?電話?…あぁ、親父と連絡してた時かもしんねぇな」
「え、パパと連絡とったの?パパ、今日来れないんでしょ?どぉすんの」
隣りで 悠也さん来ないのか と呟いてる慎也君はちょっと放置して、兄貴に聞いた。
「俺がしきるっ!!任せとけ。ほら、あっちに行って行って。」
大丈夫なのか?と多少不安になりながらも、みんながたまってる場所にむかった。
後ろから慎也君がついてくるのを確認。目が会う前に反らした←
ざわざわとなっている空気の中、兄貴が話を始めた。
「おい、黙れ。今日は悠也サンに変わって俺が話す。今から話す事は忠告だからな。ちゃんと聞いとけ」
『うすっ』
忠告って事は……なんか危ない事あんのかな?
「知ってる奴は知ってると思うが、最近アレが配られてる。・・・アレってわかるよな?わからねぇ奴は後で純サンに聞け、そこにいるから。おもに、俺らみてぇな族中心で配ってるみたいだ。しかも、配ってる奴らは何か狙いがあるらしい。その狙ったモノを奪うまで・・・続くと思う。」
アレ・・・って何!?その・・"アレ"って物を配ってまで欲しいモノがあるの?
あああぁ・・・。まだまだ何も分かんないや。
ま、族入りしてないからしょうがないか!!
「だから、お前らも周りの奴らには注意しろ。少しでもアレに関係ありそなら、絡むな。以上、まもれねぇ奴いるか?」
『いませんっ!!』
「よし、なら今日はココまで。朝早くごくろーさん。解散!!」
兄貴の解散の言葉と同時に、わぁーーーと色んな方向にかえっていくみんな。