ヤンキーと恋★

それから、純の車で学校まで送ってもらった。

「純、ありがと~。帰りも来るっ?」
「可愛い直美の為だしなっ、って来るか!!俺は運送係じゃねぇ!!!」

純が私にノリつっこみをすると、隣でぶっと聞えた。



「ぶって何!?慎也~。俺に対して笑ったの?」
「え、いや。純サンもノリ突っ込みするんだと思って。」
「俺がしちゃ悪いっ?」
「…純サン、目がやばいから。じゃなくて、竜サンだったらわかるけど、純サンのイメージちょっと違ったから。」



一生懸命純にいう慎也君。

ふふふっ
可愛い、慎也君♪


「ぶふっ!!だってよ、慎也。可愛い~」
「ちょっ、直美!!純サンも笑わないで下さいよっ」

あれ?
私っ??


「私何かしたっ?」


「直美ちゃぁーん。自覚なしなのか。慎也君も苦労するな」
「…ですね。てか、純サンもぉ帰って下さい!!ややこしくなりますっっ」


慎也君が純に帰れ、と言った。
私のせいかなぁ?


「チッ、2人とも面白いのに。」
「それは良かった。じゃ、さよなら」

ヒラヒラッと手を振って、私の手をとって校舎の方に歩いて行く。


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