ヤンキーと恋★

友達


ガヤガヤ ガヤガヤ

教室に近づくにつれて、うるさくなってくる。
「はぁ・・・」

何か、私の教室だけ目立ってうるさい。
入りたくないよね・・・てか入りずらい!!!

そんな事を思って教室に入ろうとドアに手を掛けたら、


「なっちゃーん!!」

後ろから呼ばれた。
この呼び方は・・・

「あきら君!!・・・と、連れ」
「おい、連れってなんだよ。」
「連れは連れよ!!」

「はぃはーい!!ストップ★」

何か、会ってそんなに時間たってないのに、2人とは仲良くなっていた。
慎也君とは、口喧嘩する程だ。
似てるのかな??性格!!

「で、あきら君、何か用事だったの??」
「あー、用事っていうか、忠告っていうか。」

ん??忠告??
「なんの??」


「んっと、慎が《絆》の総長って事は知ってるよね。」
「知ってるけど。それが何?」

何が言いたいんだろ。
「だからね、慎と関わった人は、慎に恨みある人に狙われるんだよ。」
「ふーん。で、何で私に??」


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