ヤンキーと恋★
近づくにつれて、次第にハッキリしてくる顔。
もうちょっとで、慎也君達の元につける!!と思って名前を呼ぼうとしてたら、
「おい」
雑魚ヤンキーの一人に腕を掴まれた。
「へっ?」
いきなりの事に、間抜けな声を出してしまった。
「まだ終わっちゃいねーよ。女を返してほしかったら・・・」
雑魚ヤンキーが言い終わらないうちに
『やめといた方がいいよ』
という、葵達の声が聞えた。
『は??』
みんなの声が揃って聞えたと同時に
ガコンッ!!!
鈍い音が聞えた。
バサッ!
私の腕を掴んでいた雑魚ヤンキーが倒れた。
「気持ち悪かったぁ!!」
「なっちゃ・・・ん。強ぇ」
私は、雑魚ヤンキーの息が首にあたっていて、気持ち悪さにお腹に蹴りをいれちゃった。
しょうがないでしょぉ!!生暖かい空気が・・・・うぇ
「さすが直美!!」
「元ヤン直美!!笑」
葵と武が揃って口を開いた。余計な事をっ!!!