ヤンキーと恋★
「一回だけいってやる。よく聞いてろよ」

「うん?」


少しだけ顔を赤らめた慎也君をみて、好き、という気持ちが溢れた。
・・・・あたし、慎也君の事本気で好きかも。人生初めてのマヂ恋だ。
なんて思っていると、


「俺、直美の事好きみてぇ。」





「・・・・・・・・・・・・。え???」





慎也君からのまさかの告白。なんていうタイミング!!

ぼけーとするあたしに、慎也君が言った。

「言ったよ。次は直美の番。返事は??」

返事って、そりゃ好きですけど!?
あたしもデス!!なんて言えるほど素直じゃないんです。
でもでも・・・・うそぉ!!慎也君が、スキって・・・・


ちょー嬉しい!!


「直美、返事。あと10で答えて。」

「ええ!!だ、ダメ!!10って・・・」
恥ずかしいし。


「ふぅん。じゃ頂くよ。いいの??」
「頂くって・・・何を」
「唇。」
「・・・・唇!?だめだめ!!!」
「じゃ、答えてよ。」
「・・・・・・・。あの、えと、」



あたしが答え様とすると
「恋愛初心者は、初心者らしく直球で言えよな。」
なんていってきた。
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