「Silent Chiristmasー物言わぬあなたとー」

やがて、玲奈がコーヒーを飲み終わる。


玲奈が勘定をするために、
立ち上がる。


彼はやっぱり黙ったまま、
ぼんやりと青く光っている。


玲奈も別れの挨拶などはしない。



勘定を済ませた玲奈は店を出て、
また大通りの方に歩きだす。


あの大きなツリーがある華やかな通りに
向かって。


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