水色の手紙




トスン……




僕は、彼女が座っていた、あの長椅子に腰を落とした。




「はは……、待っていてくれてるわけ……ないか」




虚しかった。




心にぽっかり、穴が開いた。




……振られたような、気持ちだった。






< 19 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop