水色の手紙




「あれ?友行君、今日、退院だったっけ?」




頭の上から明るい声がした。




慌てて、上を向くと……そこには、看護師さんが立っていた。




「あっ……看護師さん」




彼女の声じゃないのは、わかっていたのに、彼女の顔がそこに無かったのが、淋しかった。






< 20 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop