Love World
友達
毎日あたし・・・七瀬綾は「死にたい」なんて思いながら毎日を生きている。。
ホントは死ぬのがすっごく怖いくせに。。
ジリリリリリリリ・・・
毎朝、この目覚ましで目が覚める。
・・・今日もなんにも変わらない。
いつもの憂鬱な朝。ああ・・・今日も学校か・・・
学校なんか・・・行きたくない。
そう。あたしはいじめに遭っている。
2ヶ月前のこと
「綾っっ♪おはよぉ~」
「亜理沙ぁ!!おはよーっ」
あたしには女の子っぽくて可愛い心友、亜理沙がいた。
そんなの・・・ずっと昔のことだけど。
「綾~・・・
秘密だけどぉ・・・亜理沙、沢田に告白しよぉかなって思ってるのぉ♪
どー思う~???」
「え!!?沢田!?あの女子に人気高い沢田龍!!?」
沢田はマジに人気がある。
バレンタインのチョコなんか、ほんっとスゴイらしい。
「えぇ~~~・・・綾、亜理沙のこと応援してくれないんだぁ~・・」
「いやっ!!そーゆーことじゃなくてっ!!あたしはどんなことがあっても
亜理沙のこと、応援するよっ!!!」
この言葉が後に悪夢を引き起こすなんてこの頃のあたしは
知る芳(よし)も無かった。
「やったぁ~~♪綾だ~~~いすきぃ♪
じゃあ・・・放課後告ってみるねぇ~」
・・・ええええ!!!?放課後って!!!今日決めて今日告んのかーい!!!
すげ・・・まぁ・・亜理沙のそーゆー決断力あるトコ、ちょっと憧れてもいる。
放課後.....
「じゃあ亜理沙、がんばってくるねぇ~♪」
「うん!!!いってらっしゃいっ!!亜里沙ならきっとOKもらえるよっ!!」
「じゃあ、また明日ねぇ~~~♪綾~バイバ~イ」
「ん!!バイバーイ♪」
亜理沙、うまくいったかなぁ・・・帰り際、ふと・・思った。
でも、亜理沙はあんなに可愛いんもん!!!きっと・・・きっとうまくいくよ・・・ね・・
翌朝、学校へ行くといつもと雰囲気が全く違った。
いつもあたしが来たら、一番にとんでくる亜理沙も・・・席でみんなに囲まれている。
「亜理沙ー??どしたの?」
そういった瞬間だった。亜理沙がこっちをキツイ目で睨んできた。