ただ…抱きしめて
あの時、何処を走っていたのかさえ分からない。


目撃者や相手方のトラックの運転士からの情報を確認される。


そのひとつひとつが、苦痛だった。


現実か空想かも区別がつかなくて…


ただ、呆然としている。


スピードがかなりオーバーしていたことも、注意散漫になっていたことも。
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