ただ…抱きしめて
思い切って、ドアをノックした。


それなのに、何も反応はない。


彼女は何をしているのだろうか。


眠っているなら、邪魔はしたくない。


しかし、万が一…


「いや、ありえないだろう」


思わず、独りで呟く。
< 41 / 58 >

この作品をシェア

pagetop