ストロベリィショップ
「どうゆう事。」
低い、低い
雪香の声。
機嫌の悪いとき出す
雪香の声。
「いままで
あたし達の事
バカにしてたんだね。」
¨バシッ¨
「やっ…!
ごめ……っ
雪香……。」
「親友のあたしに
隠し事するななんて
いっといて、
あんたが1番隠し事
してるんじゃない!
ずっとあたし達の事
見下してたんでしょ?!」
してない。
してない。
ずっと羨ましいと
思ってたの。
「バカみたい!
あたしのお母さんの
ご飯食べた時だって
美味しい美味しい
って言っときながら
ほんとはシェフの
料理が食べたかったのね!」
雪香のままのご飯は
本当に美味しくて
生まれて初めて
あんな美味しくて
愛がこもった料理を食べた。