ストロベリィショップ


「あ…あ…あ…、アス?
あ、あの金城高校ゎ?
やめたの?」


コソッと
あたふたしながら
耳打ちしてくる。


ふふふ……っ


思わず笑みがこぼれて


「脱走したの♪」


なんて言ってみる。



「うえぇぇぇっ?!

だだだ、脱走?!」


「うーそ。」


ガタッ
と、また椅子を倒して
立ち上がったサトに
ウィンクしてみる。

「(д)…!」



サトって百面相だなー。

そんな風に思ったら

クラスのみんなが
集まってきた。



「ねぇねぇ、
あすって呼ん
でもいい?」


「もちろん!
みんなアスって
言ってね。」


嬉しくて嬉しくて
満面の笑顔って奴が
出たのが自分でわかる。

何故だかサトも
みんなも
顔が赤くなって


「アス!ダメ!//」。

なんて言って
サトがあたしを
引き寄せた。


「ちょ、サト?」


ちょっと照れるや。




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